ワイヤレスモバイルバッテリーは、置くだけでスマートフォンを充電できる便利なアイテムです。充電方式や規格によって、さまざまな製品が販売されています。
ここでは、ワイヤレス充電規格のひとつである「Qi(チー)」に注目して、その機能やおすすめの商品を紹介していきます。
どのワイヤレスモバイルバッテリーを購入するか悩んでいる人は、ぜひ参考にしてみてください。
Qiとは?
「Qi(チー)」は、ワイヤレス充電の業界団体である「WPC(Wireless Power Consortium)」が定めた国際標準規格
です。さまざまなワイヤレス充電規格があるなかで、最もポピュラーな規格のひとつです。
スマートフォンやワイヤレスイヤホン、スマートウォッチなど、多くのデバイスがQi規格に対応しており、汎用性が高いことがそのメリットと言えるでしょう。
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- iPhone 8/8 Plus
- iPhone X/XR/XS/XS Max
- iPhone 11/iPhone 11 Pro/11 Pro Max
- iPhone SE (第 2 世代)
- iPhone 12/12 mini/12 Pro/12 Pro Max
- iPhone 13/13 mini/13 Pro/13 Pro Max
- iPhone 14/14 Plus/14 Pro/14 Pro Max
- iPhone 15/15 Plus/15 Pro/15 Pro Max
Qi対応ワイヤレスモバイルバッテリーのメリット・デメリット
次にQi対応ワイヤレスモバイルバッテリーのメリットとデメリットについて紹介していきます。それぞれ一長一短がありますので、購入の前にしっかりと確認しておくことをおすすめします。
Qi対応ワイヤレスモバイルバッテリーのメリット
まずはメリットについて解説していきます。置くだけで充電ができるということを使って、さまざまな使い方ができるでしょう。
充電ケーブルが不要
まずは、充電ケーブルが不要という点です。ワイヤレスモバイルバッテリー本体に、スマートフォンなどのデバイスを乗せるだけで充電ができるので、各種充電ケーブルを用意する必要がありません。
デバイスごとに対応する充電ケーブルを用意したりする手間を省くことができます。また、ケーブルが断線してしまったり、絡まってしまったりなどのストレスからも解放されるでしょう。
置くだけで簡単に充電できる
もうひとつのメリットが、置くだけで簡単に充電できるというポイントです。ケーブルを挿すなどの余計な手間がかからないので、非常に快適です。
置くだけと聞くとズレてしまったりするように感じるかもしれませんが、マグネットが付いた設計になっている製品も販売されていますので、安心して充電することができます。
Qi対応ワイヤレスモバイルバッテリーのデメリット
次にワイヤレス充電器のデメリットについて解説します。用途によって、使い分けができるようにしましょう。
出力が有線より弱い
ワイヤレスモバイルバッテリー全般に言えることですが、有線での充電に比べると出力が弱い傾向になります。つまり、充電速度が遅くなる可能性があります。
最近はW(ワット)数の大きな製品も販売されていますが。やはり電気を放出して充電する方式のため、直接電気を流し込む有線に比べると、やや見劣りしてしまいます。
急いで充電する必要があるときは、ワイヤレス充電以外にも高出力ポートを付きのモバイルバッテリーを購入しましょう。有線での充電と併用することが可能です。
通常のモバイルバッテリーより高い
もうひとつのデメリットは、従来の有線モバイルバッテリーと比べて高価になってしまう点です。どうしても充電方式が複雑になってしまう分、仕方のない点ではあります。
通常の有線タイプのモバイルバッテリーが1,000円台で購入できるのに対し、Qi対応ワイヤレスモバイルバッテリーは3,000円台からと、やや高価になっています。
しかし、その価格に見合うだけの便利さや性能を持っていますので、自分の用途にマッチしている方は、購入を検討してみると良いでしょう。
Qi対応ワイヤレスモバイルバッテリーの選び方
次にQi対応ワイヤレスモバイルバッテリーの選び方を紹介していきます。購入を検討されている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
バッテリー容量で選ぶ
モバイルバッテリーを選ぶ際に重要になるポイントのひとつが、バッテリー容量です。つまり、モバイルバッテリーを使って、何回デバイスを充電できるかということになります。ちなみに、バッテリー容量が「mAh」で表記されます。
例えば、自分の使用しているスマートフォンのバッテリー容量が2,000mAh、モバイルバッテリーのバッテリー容量が10,000mAhの場合、10,000mAh÷2,000mAh=5回といった具合に、おおよその充電可能回数を計算することができます。
ただし、充電ロスなどがありますので、あくまでおおよその目安になります。実際にはもう少し少ない充電回数になりますので、何度も充電したい場合は、バッテリー容量が多い製品を選ぶようにしましょう。
出力電力で選ぶ
出力電力は、充電速度に影響する基準です。「W(ワット)」で表記されるものが出力電力です。概ね5W~15Wのものが販売されており、数値が大きいほど充電速度が速くなります。
ただし、充電したいデバイスによって、対応している出力電力が異なる場合もありますので、購入前に確認しておくと良いでしょう。
MagSafe対応かで選ぶ
MagSafeとは、iPhone12シリーズ以降に搭載されている、マグネットを使用したワイヤレス充電方式です。マグネットでデバイスの背面にしっかりと充電パッドをくっつけることができるので、ズレることなく充電をすることができます。
お使いのデバイスがMagSafeに対応している場合は、Qi対応ワイヤレスモバイルバッテリーでもMagSafe機能付きの製品を検討してみると良いでしょう。
MagSafe対応のモバイルバッテリーについてより詳しく解説しています。ぜひこちらもご覧くださいね。
Qi対応ワイヤレスモバイルバッテリーのおすすめ5選
最後に、Qi対応ワイヤレスモバイルバッテリーのおすすめ製品を紹介します。多くのメーカーが販売している製品のなかから、厳選して5つを紹介しますので、ぜひ購入の参考にしてみてください。
Anker PowerCore III 10000 Wireless
Ankerは、多くのモバイル関連製品を販売しているメーカーです。モバイルバッテリーやケーブルなど、お店やネットショップで目にする機会も多いのではないでしょうか。
Anker PowerCore III 10000 Wirelessは、10,000mAhのバッテリー容量を持っており、概ねスマートフォンを2回程度充電することができます。また、ワイヤレス充電以外にも、18Wという高出力ポートも備えています。急速充電もできる点は嬉しいポイントです。
サイズもスマートフォンと同程度になっており、スマホスタンド機能も付いているなど、非常に使いやすい設計になっています。
622 Magnetic Battery(MagGo)
こちらの商品はiPhone12、iPhone13シリーズ専用のモバイルバッテリーです。MagSafeに対応しており、しっかりとデバイスにくっつく構造になっています。
本来ワイヤレス充電器の不便なポイントであった、充電をしながらスマートフォンを使用しづらいという点を克服しています。コンパクトな設計のため、iPhoneシリーズの背面につけているときも、違和感が少なく操作できます。
また、折り畳み式のスタンド機能も備えており、スマートフォンを立てかけることがで可能です。5,000mAhとバッテリー容量は少ないものの、iPhoneシリーズを1回以上充電することができますので、緊急用としては十分な性能と言えるでしょう。
こちらの記事では、Ankerのおすすめモバイルバッテリーについてより詳しく解説しています。ぜひこちらもご覧くださいね。
AUKEY Basix Pro
AUKEYは、モバイルバッテリーやACアダプタなどを販売しているグローバルブランドです。、世界60か国以上で販売されている実績を持ちます。
ワイヤレス充電ながら10W以上の出力が可能となっており、比較的早く充電を行うことができます。また、18W出力のType Cポートを備えており、有線での高速充電も可能となっています。
サイズはスマートフォンと同程度の大きさですが、スリムなデザインに設計されており、持ち運びにも便利となっています。また、折り畳み式のスタンドも備えており、飛行機や新幹線での移動中に動画を楽しむなどの使い方にぴったりでしょう。
こちらの記事では、AUKEYのおすすめモバイルバッテリーについてより詳しく解説しています。ぜひこちらもご覧くださいね。
AUKEY Basix Pro Mini
先ほど紹介したワイヤレス充電器と同じく、AUKEYの製品になります。10W出力のワイヤレス充電と、20W出力のType C充電に対応しています。また、10,000mAhというバッテリー容量の高さも魅力です。
一番の特徴はそのコンパクトさです。およそ10×6㎝というコンパクト設計になっており、持ち運びに非常に便利な大きさです。また、モバイルバッテリーの充電残量を%で確認ができるなど、便利な機能になっています。
Baseus モバイルバッテリーPD 20W
Baseusは、開発から販売までを一貫して行う、生活家電ブランドです。ユーザー視点の使いやすい製品開発が魅力のメーカーとなっています。
概ねiPhone12シリーズと同程度のサイズとなっており、持ち運びに便利なサイズです。バッテリー容量も10,000mAhとたっぷりとあるので、十分に使うことができます。
ワイヤレス充電と合わせて有線出力のポートを2つ備えていますので、同時に3台までの機器を充電することも可能です。また、モバイルバッテリーの電池残量を%で確認できるなど、細かい配慮もうれしいポイントとなっています。
まとめ
ワイヤレス充電器は、ズレてしまうなどのデメリットがありましたが、モバイルバッテリー化されたことにより、非常に便利な改良が加えられた印象です。
今後はワイヤレス充電がどんどん普及してくると思われます。対応機器も増えていますので、ぜひ購入を検討してみてはいかがでしょうか。
こちらの記事では、おすすめのコンセント付きモバイルバッテリーや、おすすめのQi対応ワイヤレス充電器についてより詳しく解説しています。ぜひこちらもご覧くださいね。
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