モニターアームは壁やデスクに設置し、モニターを自分の好きな角度へ調節できる、便利なアイテムです。
省スペースでのモニター設置にも活躍します。
またモニターの台座が必要ないため、デスクを広く使うこともできます。
しかしモニターアームは、壁掛けタイプやデスクへ挟み込むタイプなど、種類も豊富です。
数多くのメーカーから販売されており、様々な店やサイトを覗いても、どれを購入すればよいかわからず、悩みますよね。
そこでこの記事ではモニターアームのおすすめ10選を、設置方法別に紹介します。さらに選び方や、おすすめメーカーも解説します。
環境にぴったりのモニターアームを購入し、PC作業を快適に行っていきましょう。
モニターアームとは
モニターを取りつけ、壁やデスクに設置して、モニターの位置を上下左右など、自由に調節できるPC周辺機器です。
快適なPC作業環境を作れるほか、省スペースでの設置や、デスクを広く使えるといったメリットがあります。
モニターアームの選び方
設置方法やサイズなど、モニターアームの選び方で大切なポイントは、4つあります。
1つずつ確認し、作業環境に最適なモニターアームを見つけていきましょう。
設置方法で選ぶ
モニターアーム設置方法は4つあります。
それぞれ異なる特徴を持っているため、作業環境に合うタイプから選びましょう。
クランプ式
デスクの天板を上下から挟み込むタイプで、もっとも一般的な方法です。
天板に穴を開ける必要もなく、簡単に設置できます。
汎用性も高く、種類も豊富です。
一方、取りつける素材によっては、挟み込むデスクが割れてしまう危険性もあるため、注意も必要です。
グロメット式
デスクの天板に穴を開けて、ボルトで固定する方法です。
安定感があるため、重いモニターを設置したいときにもおすすめです。
また壁際にすき間なく配置できるため、見た目もすっきりします。
ただデスクを傷つけたくない方には、適していません。
ポール固定式
メタルラックなどの支柱に取りつける方法です。
デスク自体が小さめの場合や、デスクを傷つけたくない方におすすめです。
ただ近くに支柱となるポールがない場合は、取りつけができません。
またアームとポールの種類が合致するか、事前確認も大切です。
壁面固定式
壁に直接設置する方法です。
デスク回りもすっきりするため、スペースを広く使えます。
またモニターの背面にアームがあるため、作業環境のレイアウトも綺麗になります。
ただ壁に穴を開ける必要があるため、賃貸や壁の素材によっては取りつけできません。
こちらの記事では、おすすめのパソコンデスクについてより詳しく解説しています。ぜひこちらもご覧くださいね。
稼働方式で選ぶ
稼働方式も、モニターアームの選び方で大切なポイントとなります。
ガススプリング式と機械式の2種類あるため、それぞれの特徴を確認していきましょう。
ガススプリング式
ガスの圧力によって、モニターの高さや向きを自在に変更できます。
モニターの角度調節を、頻繁に行いたい方におすすめです。
モニターの首振りを調整できる機能などもあり、柔軟に対応できます。
価格は高めな傾向にありますが、機能面も優れています。
機械式
初めに高さを決めてポールに固定し、画面の向きのみ調整します。
モニターを、上下に動かす必要がない方におすすめです。
またガススプリング式よりも、価格は低めのモデルが多い傾向にあります。
高さを変更するときは、ネジを締め直すので手間がかかります。
耐荷重と対応モニターサイズで選ぶ
耐荷重とモニターサイズには、対応可能な範囲があります。
記載されている範囲を超えると、装着したモニターが落下し、破損することもあるため、しっかり確認しましょう。
また耐荷重はぎりぎりの重さより、2kg以上余裕があるモデルをおすすめします。
「VESA規格」に対応しているものを選ぶ
モニターの背面にアームを取りつける際、ネジ穴の位置を統一している国際標準の規格がVESAです。
モニターとアームがVESA規格に対応していれば、装着も簡単です。
規格はVESAが主流ですが、一部非対応のモデルもあります。
非対応の場合は変換用のアダプターも必要となるため、事前にしっかり確認しましょう。
モニターアームのおすすめメーカー
モニターアームの選び方がわかりましたね。
続いておすすめメーカーを紹介します。
メーカーごとの異なる特徴も、確認していきましょう。
エルゴトロン(Ergotron)
人間工学に基づいた製品の開発、販売を行っている、人気メーカーです。
高品質で耐久性もあるため、価格は高めですが、アフターサポートも充実しています。
保証期間は10年間設けているので、いいものを長く使い続けたい方におすすめです。
参考:エルゴトロン公式サイト
グリーンハウス(GREEN HOUSE)
モニターの装着が簡単にできるモデルが多く、リーズナブル価格も人気のメーカーです。
重いモニターをしっかり支えることができ、耐久性にも優れています。
安全性も高く高品質なので、初めてモニターアームを購入する方におすすめです。
参考:グリーンハウス公式サイト
サンワサプライ(SANWA SUPPLY)
大型モニターに対応できるモデルや、タブレットPCを設置できるモデルなど、ラインナップの豊富さも魅力的な人気メーカーです。
モニターアームのカラーは黒が多い中、白も取り扱っているなど、デザインにもこだわりたい方へおすすめです。
参考:サンワサプライ公式サイト
おすすめのモニターアーム10選
ここからはおすすめのモニターアームを、設置方法別に10選紹介します。
自分に合う設置方法のモニターアームから、選んでくださいね。
クランプ式/グロメット式のおすすめモニターアーム
まずはデスクに設置する、クランプ式とグロメット式のおすすめモニターアームです。
こちらで紹介するモデルは、両方に対応しているものも多いですよ。
デスクへ設置したい方は、ぜひご覧ください。
エルゴトロン HX デスクモニターアーム
画面サイズは49インチまで。重さは9.1~19.1㎏までの湾曲型や大型モニターを装着できます。
特許技術により、軽く触れるだけでモニターの位置を調整可能です。
コンパクト収納もできるため、作業スペースを広く使えます。
エルゴトロン LX デスクマウント モニターアーム
画面サイズは34インチ、重さ3.2~11.3kgまでのモニターを装着できます。
特許技術により、軽く触れるだけでモニターの位置も無段階で調整可能です。稼働範囲も広く、様々な用途で活躍します。
対応アクセサリーも豊富です。
グリーンハウス モニターアーム
画面サイズは10~27インチ。重さは3~7kgまでのモニターを装着できます。
ガススプリング式のため、片手で簡単に好みの位置へ調整可能です。
モニターの回転にも対応しており、作業効率の向上にも役立ちます。
サンワダイレクト モニターアーム
クランプ式に対応しており、画面サイズは37インチ。重さ8~20kgまでのモニターを装着できます。
ガススプリング式のため、位置調整もスムーズに行えます。
モニターの回転に対応しているため、作業効率の向上も可能です。
Amazonベーシック デスクマウント シングル モニターアーム
クランプ式に対応しており、画面サイズは14~34インチ。重さ2.3~11.3kgまでのモニターを装着できます。
ガススプリング式なので、位置調整も柔軟に対応可能です。
コンパクト収納もできるため、作業スペースも広く使えます。
FlexiSpot D8/D8W
画面サイズは10~30インチ、重さ2~9kgまでのモニターを装着できます。
ガススプリング式なので、スムーズな位置調整が可能です。
ケーブルトレーがついているため、ケーブルをすっきりまとめることができます。
ポール固定式のおすすめモニターアーム
続いてメタルラックなど、支柱に取りつけるポール固定式のおすすめモニターアームを紹介します。
デスクを傷つけたくない方は、こちらをご覧ください。
サンワサプライ 支柱取付け液晶モニタアーム
φ40~60mmの丸パイプや、φ40~50mm角パイプに取りつけ可能です。
画面サイズは27インチ、重さ8kgまでのモニターを装着できます。
3関節で位置調整もスムーズです。
モニターの回転へ対応しており、作業効率も向上します。
サンコー 4軸式くねくねアーム
φ35mmの丸パイプへ取りつけ可能です。
画面サイズは27インチ。重さは10kgまでのモニターを装着できます。
4軸式なので、前後左右への移動もスムーズです。
配線クリップがあるため、ケーブルをすっきりまとめられます。
壁面固定式のおすすめモニターアーム
最後に壁面固定式のおすすめモニターアームを紹介します。
壁に直接設置するため、見た目もすっきりしたい方へおすすめです。
エルゴトロン MX ウォールマウント モニターアーム
画面サイズは24インチ。重さは6.4~13.6kgまでのモニターを装着できます。
人間工学に基づいたデザインで、快適な位置への調整もスムーズです。
モニターの回転へも対応しているため、作業効率の向上に役立ちます。
Amazonベーシック 壁掛タイプ
画面サイズは最大32インチ、重さは11.3㎏までのモニターを装着できます。
滑らかな動きで、位置調整も柔軟に対応できます。
伸縮機能で、コンパクト収納も可能です。
スペースも広く使えて、作業効率も向上します。
まとめ
モニターアームはPC作業を快適にするため、役立つアイテムです。
種類は豊富ですが選び方がわかれば、悩むこともありません。
設置方法や稼働方式などから、作業環境にぴったりの1台を見つけていきましょう。
こちらの記事では、おすすめのPCモニターや、おすすめの4Kモニターについてより詳しく解説しています。ぜひこちらもご覧くださいね。
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