Apple Watchは充実した機能を備えている腕時計です。
様々なシーンで活躍するApple Watchは第1世代・シリーズ1を除いて、着けたままお風呂に入れるといった声を聞くこともありますよね。
Apple Watchはワークアウトで水泳などを選択できるため、水に濡れても問題はありません。
ただ本当にApple Watchは着けたままお風呂に入っても問題ないのか、気になりますよね。
そこでこの記事では、Apple Watchを着けたままお風呂に入れるのか、防水性能がどこまで対応しているかなどを、解説します。
また防水ロックや防水効果を高められる防水ケースについても紹介するので、ぜひ参考にしてください。
Apple Watchの防水性能をよく知って、水に濡れる場所でも安全に活用しましょう。
Apple Watchは着けたままお風呂に入れる
Apple Watchを着けたままお風呂に入ることは可能です。
後ほど詳しくお伝えしますが、Apple Watchは耐水性能を備えています。
Apple公式サイトにもApple Watchを着けたままお風呂に入ることや、シャワーを浴びられることが書かれています。
ただあくまでも「水」に対してのみです。石鹸やシャンプーなどがApple Watchに付着すれば、故障する可能性も高まります。
またApple社ではApple Watchの耐水性能を維持するため、再検査することや耐水加工することはありません。受け付けない旨も名言されています。
そのため経年劣化したApple Watchは、耐水性能が低下して水が入り込み故障する可能性も高いです。
Apple Watchを着けたままお風呂に入ることは可能ですが、あくまでも自己責任となるため注意しましょう。
Apple Watchの防水性能
Apple Watchは第1世代・シリーズ1と、シリーズ2~8及びSEで防水性能が異なります。
ここからはApple Watchの防水性能について、詳しく解説します。
Apple Watch第1世代とシリーズ1
Apple Watch第1世代とシリーズ1の防水規格は、IPX7と表記されています。
防水規格であるIPX7とは、「一時的(30分)に一定水深(1m)の条件に水没しても内部に浸水することがない」といった防浸形です。
つまり水面下15cm~1mで30分間沈んでいても、問題ないといった規格になります。
ただ常時水に浸かっていても問題ないわけではありません。
少し濡れてしまっても、故障するリスクが抑えられているといった認識でいれば安心です。
Apple Watchシリーズ 2〜8とSE
Apple Watchシリーズ2~8とSEについては、防水性能ではなく、耐水性能を備えています。
腕時計の規格は腕時計を濡らしたり、水中に入れたりする試験結果によって決まります。
ただ試験結果の基準がメーカーによって異なると、購入するとき混乱しますよね。
そのため腕時計には、「耐水」と「防水」規格が定められています。
Apple Watchシリーズ2~8とSEは防水と耐水の規格に照らし合わせたとき、耐水性能に該当する形となります。
Apple Watchが備えている性能は「水深50mの耐水性能」です。
ただ水深50mまで潜れるわけではありません。
水深50mでは5気圧の水圧がかかります。Apple Watchが試験でそのような水圧に所定の時間、耐えられたことを意味します。
Apple Watchをお風呂やプールなどで使うときの注意点
Apple Watchは耐水性能が備わっているため、着けたままお風呂やプールへ入れます。
ただApple Watchは着けたままお風呂やプールへ入るときは、いくつか注意も必要です。
Apple Watchを着けたままお風呂やプールへ入るとき、注意点もしっかり確認しましょう。
サウナでは使えない
お風呂で使えるApple Watchですが、着けたままサウナに入ることはできません。
Apple Watchが対応できる条件は、人間が入浴できる温度・時間とされています。
一般的に、サウナは80~90度の高温度です。
高温度の環境下では、内部の機器が熱暴走・故障を起こす可能性も高まります。
またリチウムイオンバッテリーの劣化を促進する場合もあります。
Apple Watchを着けたままではやけどする可能性もあるため、サウナでの着用は避けましょう。
スキューバダイビングやウォータースキーはできない
Apple Watchはプールや海へ、着けたまま入れます。
ただスキューバダイビングやウォータースキーの場合は、Apple Watchが耐えられない可能性も高いです。
Apple Watchの耐水性能は水深50mですが、水深50mの場所で腕を動かすと、さらに水圧がかかります。
Apple Watchが耐えられる5気圧を超えてしまう場所での使用は、避けましょう。
またウォータースキーは高速で移動するスポーツです。水がApple Watchにぶつかり、高い水圧をかける可能性もあるため使用できません。
Apple Watchは水深が浅い場所や短時間でも、高い水圧がかかるような状況下では使用できないと考えた方がいいでしょう。
使用後はしっかり乾かす
Apple Watchを濡らしたあとは水分を拭き取り、しっかり乾かすのも大切です。
濡れたApple Watchを着けたままでいると、雑菌が繁殖し肌も荒れやすくなります。
Apple Watchを外したあとは腕も洗って清潔にしておくと、肌荒れ防止も期待できます。
また海やプールなど、塩水や塩素処理水へ浸かっていたあとも、Apple Watchを流水で洗い流しましょう。
Apple Watchは柔らかくほこりを防止する布で水分を拭き取り、乾燥状態に戻してから着けると安心です。
Apple Watchはお風呂などで水滴の誤作動を防止できる
Apple Watchは画面をタップやスワイプなどして操作します。
ただお風呂での水滴や水泳時の水圧によって、誤タップと誤認され誤作動を起こす場合があります。
そのため誤タップや誤作動を防止できる「防水ロック」機能を設定すると便利です。
ここからは防水ロックについて、紹介します。
防水ロックを設定する方法
水滴や水圧などによる誤タップや誤作動を防止できる「防水ロック」を、設定する方法は簡単です。
防水ロックの設定方法
- Apple Watchの文字盤画面で、下にスクロールし、コントロールセンターを開く
- 水滴マークをタップする
文字盤の上部に水滴アイコンが表示されていれば、設定できています。
また防水ロックはスイミングやサーフィンなど、水中でのワークアウトを始めた場合も自動的に有効となります。
防水ロックを解除し排水する方法
お風呂やプールから出たあとは防水ロックを解除しましょう。
防水ロックの解除方法も、簡単です。
防水ロックの解除方法
- デジタルクラウンを押す
- Apple Watchの画面に「ロック解除」と表示される
- 長押しすると通知音が鳴り、スピーカーに残っている水が排出される
解除音は緊急事態のような音色なので、比較的静かな場所で行うときは周囲に勘違いなどされないよう配慮が必要です。
防水ロックが解除されれば、通常通りに画面を操作できます。
防水ロックが解除できない場合の対処法
防水ロックは紹介した通り、デジタルクラウンを押すとで解除できます。
ただデジタルクラウンを押しても、防水ロックが解除できない場合もあります。
原因はソフトウェアの問題です。そのためApple Watchを再起動することで、解決できる場合も多いです。
またApple Watchを充電することで、防水ロックが解除されるケースもあります。
Apple Watchの再起動で防水ロックが解除されないときは、こちらの方法を試してください。
Apple Watchの防水効果を高めるには防水ケースがおすすめ
耐水性能を備えているApple Watchですが、使用を続ければ経年劣化により、耐水性能も低下します。
耐水性能が低下すれば、Apple Watchが故障する可能性も高くなります。
ただ使用年数が経っているApple Watchをどうしてもお風呂やプールに入るときに着けていたい場合は、「防水ケース」を着けると安全です。
防水ケースは、Apple Watchの耐水性能を上回る性能を備えています。
防水ケースを着けることで、Apple Watchを安心して使用できます。
Amazonや楽天など様々なECサイトで購入できる防水ケースですが、購入時は注意も必要です。
Apple Watchは世代によって、本体サイズが異なります。
防水ケースは持っているApple Watchのサイズに合わせて選ぶのが、大切です。
また防水レベルもモデルによって異なるため、購入前にしっかり確認しましょう。
こちらの記事では、Apple Watchのおすすめケースについてより詳しく解説しています。ぜひこちらもご覧くださいね。
まとめ
Apple Watchは耐水性能を備えているため、お風呂でも使用できます。
ただお風呂へ着けて入るときは、石鹸やシャンプーが付着しないよう注意しましょう。
また経年劣化により耐水性能に不安がある場合は、防水ケースを利用すると安心です。
耐水性能を備えているApple Watchを、水に濡れる場面でも上手に活用しましょう。
こちらの記事では、Apple Watchのおすすめアクセサリや、Apple Watchのメリット、Apple Watchでできることについてより詳しく解説しています。ぜひこちらもご覧くださいね。
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