iPhoneのバッテリー切れは、とても困りますよね。大切な電話やメッセージを受け取れなくなり、音楽も楽しめません。また電子マネーも利用できなくなります。
iPhoneのバッテリー消費を抑えたいとき役立つ機能が、低電力モードです。
低電力モードに切り替えると、iPhoneのバッテリーを1時間ほど長持ちさせられます。
ただ低電力モードも、無条件でバッテリーを長持ちさせられるわけではありません。
そこでこの記事では低電力モードに切り替えると何が変わるのか、メリットやデメリットなども紹介します。
さらに低電力モードへ切り替える方法もお伝えするので、ぜひ参考にしてください。
iPhoneの低電力モードをよく知って、上手に利用しましょう。
低電力モードとは
低電力モードとは電力の消費量を抑えて、バッテリーを長持ちさせる機能です。
多くのスマホやタブレットに搭載されており、iPhoneでは「低電力モード」と呼びます。
使い方にもよりますが低電力モードに切り替えると、通常よりも1時間ほど長く使用できます。
外出先などで充電する時間がない状態でも、iPhoneを使い続けたいときに便利です。
iPhoneのバッテリーが20%を切ると、「バッテリー残量が少なくなっています」などのメッセージが画面に表示されます。
このときに「低電力モード」に切り替えるか、切り替えないかの選択を行えます。
低電力モードのメリットとデメリット
低電力モードはバッテリー残量が少ないときも、iPhoneを使い続けられる機能です。
ただ低電力モードにもメリットだけではなく、デメリットもあります。
低電力モードのメリット・デメリットをきちんと把握し、活用しましょう。
メリット
低電力モードのメリットは消費電力を抑え、バッテリーを節約できるところです。
iPhoneのバッテリーが少ないときも、低電力モードへ切り替えれば通常より長く使い続けられます。
外出先で充電できず、バッテリーが心もとないときや、バッテリー残量が少ない状態で外出しなければいけないときなども、役立ちます。
デメリット
低電力モードのデメリットは、iPhoneの一部機能が制限されるところです。
低電力モードに切り替えている間は、CPUのパフォーマンスが低下するため、画面操作がスムーズに行えない場合があります。
またメールも自動受信を停止します。新規メールを確認するには、メールアプリを開く必要があり、面倒に感じる場合も多いです。
iPhoneの性能が低下するため低電力モードでは、少し不便に感じる部分もあります。
低電力モード中に制限される機能
低電力モードに切り替えている間は、iPhoneの機能が一部制限されます。
機能が制限されると困る部分もありますよね。
ただ制限される機能を知っていれば、不便さもある程度カバーできます。
ここでは低電力モードに切り替えている間に、制限される機能について紹介します。
CPUのパフォーマンスは40%低下する
iPhoneを低電力モードに切り替えると、CPUのパフォーマンスが40%低下します。
CPUのパフォーマンスが低下すると、通知機能やアプリ更新などに影響を及ぼします。
safariで検索したときもページの読み込みに時間がかかるなど、iPhoneを使いにくく感じる場面が多いです。
また画面操作がスムーズに行えない場合もあります。
使いにくくストレスを感じる場合は低電力モードをオフにするなど、状況に合わせて対応しましょう。
アプリの自動ダウンロードが停止する
低電力モードに切り替えると、一部アプリの自動更新がオフになります。
そのため一部アプリの更新通知も来なくなります。
実のところ普段から低電力モードでiPhoneを使用している、といった場合を除いて、そこまで心配するデメリットではありません。
ただ低電力モード中にアプリの更新があり、新機能が使えないなど困る場合もありますよね。
そのようなときも、「低電力モード中はアプリの自動更新がオフになっている」ことを覚えておけば安心です。
仕事などで急にアプリを用いて対応しなければいけない案件が起きた場合も、冷静に対応できます。
メールが自動受信できる回数が低減する
低電力モード中はメールの自動受信も頻度が減ります。
SMSなどのメール機能を頻繁に利用している場合は、その都度メールアプリを開いてチェックする必要があります。
そのため手間がかかり、不便に感じる場合も多いです。
普段からの癖で通知のみ確認していると、大切なメールに気づくのも遅れる可能性があるため、注意しましょう。
ビジュアルエフェクトの低減
低電力モード中はビジュアルエフェクトが制限されます。
明るさレベルも自動的に低めへ調整されるため、画面が少し暗く感じるところもデメリットです。
ビジュアルエフェクトが制限されると、iPhoneのロックがかかる・スリープ状態になるまでの時間が、30秒に設定されるなどといった調整も行われます。
ほかにもクオリティが高いゲームアプリで遊ぶ際に、明るさや動きなどの映像に少し影響がでます。
通常はクリアでスムーズな動きを楽しめるゲームアプリも、クオリティは落ちる可能性が高いです。
自動で様々な設定を調整するため、少し不便に感じる部分もあります。
低電力モードを設定する方法
iPhoneはバッテリーが20%以下になると、低電力モードに移行する通知が表示されます。
画面上に通知されている通知から低電力モードへ移行できます。
ただ手動で低電力モードへ移行することも可能です。
手動で低電力モードに切り替えたいときは、以下の方法で行いましょう。
低電力モードに切り替える方法
- iPhoneの「設定」アプリを開き、「バッテリー」をタップする
- 「低電力モード」をタップし、緑のオン状態にする
バッテリーの残量に余裕がある場合も、低電力モードへ切り替わります。
普段より外出時間が長く、充電するタイミングが遅くなる場合や、バッテリーの持ち時間に不安がある場合など、低電力モードに切り替えたいときも操作は簡単なので安心です。
低電力モードに切り替わると、バッテリーアイコンが黄色く変化するため、一目でわかります。
低電力モードをオフにする方法
iPhoneの低電力モードは、バッテリー残量が少ない場合や長持ちさせたいときに便利です。
ただ大切なメールを受け取る予定や、アプリを更新する必要がある場合などは、低電力モードをオフにしたいですよね。
低電力モードをオフにする方法は、上記で紹介した方法から行えます。
iPhoneの「設定」アプリから「バッテリー」をタップ後、「低電力モード」をグレーのオフへ切り替えましょう。
またiPhoneのバッテリーが80%以上充電されれば、低電力モードは自動的にオフになります。
コントロールセンターに追加する方法
低電力モードを利用する回数が多い場合は、もっと簡単に設定できると便利ですよね。
iOS11以降のiPhoneを使用している場合は、コントロールセンターから低電力モードへ切り替え可能です。
コントロールセンターの設定画面から、低電力モードを追加することで、さっと低電力モードへ切り替えられます。
コントロールセンターに低電力モードを設定する方法は、以下の通りです。
コントロールセンターに低電力モードを設定する方法
- iPhoneの「設定」アプリを開き、「コントロールセンター」をタップする
- 「コントロールを追加」まで下にスクロールする
- 「低電力モード」の左側へ表示されている「+」をタップする
iPhoneでコントロールセンターを開けば、バッテリーアイコンの低電力モードが追加されています。
バッテリーアイコンをタップすることで、低電力モードのオン・オフを切り替えできます。
「普段からバッテリーの減り方を低減するために、低電力モードを使用している」といった方は、ぜひこちらの方法を試してみてください。
まとめ
低電力モードはiPhoneのバッテリー残量が少ないときに、役立つ機能です。
低電力モード中は少し不便に感じる部分もありますが、バッテリーを1時間ほど長持ちさせられます。
iPhoneのバッテリー残量が少ないときなど、低電力モードを上手に活用し、バッテリー切れを回避しましょう。
こちらの記事では、iPhoneの便利グッズや、iPhone対応キーボードについてより詳しく解説しています。ぜひこちらもご覧くださいね。
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