昨今、人気となっているキャンプですが、現地でお米を炊くことが難しく、大変なことだと思う方がいるかもしれません。
そんな方のために、メスティンで炊飯をする方法、注意点、アレンジ方法を紹介していきます。
ぜひ、外でご飯を炊く楽しみと、美味しさを味わってくださいね。
メスティンとは?
メスティンとは、キャンプやアウトドアなどでよく使われれるグッズのひとつです。
直接火にかけて、炊飯をしたり、燻製をしたり、パスタを作ったりと用途はたくさんあり、汎用性の高い道具です。
今回はそんなメスティンを使って炊飯するための必要な道具とその方法を解説していきたいと思います。
ぜひメスティンを楽しんでくださいね。
メスティンでの炊飯に必要な道具・材料
メスティンを使って炊飯をするにあたって、必要な道具をご説明していきます。
初心者や、極力安く済ましたい方は100均でも一式揃えることもできます。
用途や頻度を考慮しながらお選びください。
メスティン
メスティンはアルミ製のもので、いろいろなメーカから販売されています。
大きさやバリ加工有無、アルマイト加工の有無などメーカーによって様々です。
シングルバーナーや固形燃料など
メスティンを加熱するものです。
シングルバーナーを使う際にはバーナーパットを敷くことをお勧めします。
パットを敷かずに加熱するとメスティンが焦げる原因となり上手に炊飯もできなくなってしまいます。
固形燃料を使用すると20分ほど加熱に関して放置できるので、ほったらかしで炊飯したい方は固形燃料をお勧めします。
お米
お米1合を用意します。
無洗米でも美味しいご飯が炊けます。
水
お米を洗う時に使う水と、炊飯するときの水が必要となります。
炊飯するときに必要な水は、お米に対して1から1.2倍の分量を入れるのが一番ふっくらに仕上がります。
つまり、お米1合に対して200ccから240ccとなります。
メスティンでの炊飯方法
普段、お米を炊く場合、炊飯器を使いますが、メスティンを使ってお米を炊くことで、いつもより美味しく感じ、テンションも上がりますね。
メスティンで作るふっくらふわふわの炊飯の方法と注意事項も一緒にご説明していきます。
米を研ぐ
お米を研いでしっかりと水を切ってください。
お米を研ぐ時は時間をかけずに手早く洗いましょう。
そうすることによってお米の旨味成分を逃しません。
無洗米を使う場合でしたら研ぐ必要はありません。
メスティンに研いだお米を入れる
研いだお米をメスティンの中に入れます。
お米が割れないように丁寧に扱ってください。
水を入れて30分ほど吸水させる
水をメスティンの中に入れます。
水の分量は、上記でも紹介したように、お米に対して、1から1.2倍の分量です。
お米が1合であれば、200ccから240ccの水をメスティンの中に入れます。
お米を水に浸けて30分から90分吸水させます。
吸水させることでお米の仕上がりがふっくらつやつやに仕上がり、お米の芯が残ってしまうような失敗の可能性が少なくなります。
お米が白っぽくなってくると吸水が進んでいるといえるでしょう。
フタをして火にかける
蓋をしっかりとしめ、火にかけます。
焚き火などの火の加減が難しく、強すぎるものは炊飯の調理にはあまり向きません。
そういったものを使う場合は、メスティンから目を離さないようにしましょう。
バーナーを直接メスティンに当てると一箇所に熱が貯まってしまい、メスティンが焦げたり、お米の芯が残る原因となります。
バーナーパットを敷くと熱が全体に伝わりやすくバーナーの上で安定もするので、敷いておくと良いでしょう。
10〜12分程度加熱したら火を止める
沸騰すると、湯気が出てきて、水滴が滴って来ます。
こうなった時に、トロ火に変えてください。
蓋の締まりが悪いと吹きこぼれてしまいますので、蓋の上に石など、重りになるものを置いておくといいでしょう。
トロ火で10分から12分ほど炊いているとパチパチという音と香ばしい匂いがしてくると思います。
これを合図に火を止めてください。
メスティンをひっくり返して30分ほど蒸らす
火を止めた直後はお米の表面やメスティン内に水分が多くあり、蒸らすとお米の中に浸透します。
ひっくり返し、表や底に溜まった水分を30分ほどかけて全体に馴染ませます。
この際にタオルなどでメスティンを包み保温しておきましょう。
完成
最後に、蓋を開け中身をよく混ぜます。
こうすることで水分のばらつきがなくなり、つやつやのお米が出来上がります。
メスティンで作る炊き込みご飯のレシピ
メスティンでできるのは白ごはんだけではありません。
缶詰を使って簡単にできる美味しい炊き込みご飯を紹介します。
ぜひお試しください。
つなと塩昆布の炊き込みご飯
材料
- お米(1合)
- ツナ缶 (1缶)
- 塩昆布 (10g3つまみ程度)
- めんつゆ (大さじ2杯)
- 水 (150cc)
作り方
吸収が終わったメスティンの中にツナ缶を油ごと入れます。
さらに、めんつゆ、塩昆布を入れ、全体を馴染ませます。
その後は白米を炊く時と同じように加熱し、蒸らしましょう。
ツナ缶は油ごと入れることでしっかりとツナの風味と昆布の旨味が口の中いっぱいに広がるとても美味しい炊き込みご飯となります。
焚き上がりは少し油っぽくなりますので、もし、油っぽいものが苦手な方はツナをしっかりときって入れたほうがいいかもしれません。
さんまの炊き込みご飯
材料
- お米 (1合)
- さんま缶 (1缶)
- めんつゆ (大さじ1)
- 水 (150cc)
作り方
吸収が終わったメスティンにさんま缶をタレごと入れます。
そしてめんつゆを入れて全体を馴染ませます。
その後は上記と同じです。
さんまのタレを使うことで、味付けには追加のめんつゆのみででき、
とても簡単に作ることができます。
タレと、めんつゆを入れるので、水は少なめに調整しております。
柔らかく炊きたい方は水を180ccほど増やして炊いてみてください。
焼き鳥の炊き込みご飯
材料
- お米 (1合)
- 焼き鳥缶 (1缶)
- 醤油 (小さじ1)
- 酒(小さじ1)
- 水 (150cc)
作り方
吸収が終わったメスティンに焼き鳥の缶をタレごといれます。
さらに、醤油、酒を入れ混ぜます。
そして炊いていきます。
最後に黒胡椒や、ネギを加えても美味しいです。
お米に鳥の旨みが染み込み、タレがとてもお米とあうので、とても美味しい炊き込みご飯ができます。
ホタテの炊き込みご飯
材料
- お米 (1合)
- ホタテ缶 (1缶120g)
- 白だし (大さじ1)
- 塩(少々)
- 水 (150g)
作り方
お米を洗い、吸水させる段階でホタテ缶の出汁のみをメスティンの中に入れます。
水とホタテ缶の出汁を一緒にお米に吸水させます。
吸水が終われば、白だしとホタテをメスティンの中に加え、軽く混ぜます。
ホタテがたくさん入っている炊き込みご飯がお好みの場合は、ベビーホタテなどを加えてもいいかもしれません。
加熱し、蒸らします。
出来上がったら、塩を加えて味を整えます。
塩がお米に馴染むように軽く混ぜます。
ホタテが崩れないように注意してください。
お好みで青ネギを加えると色合いも良くなり美味しくなります。
ホタテの出汁と一緒に吸水させたので、出汁が効いていて美味しいホタテの炊き込みご飯ができます。
ホタテと合いそうな、バターを上に足しても相性抜群です。
まとめ
メスティンで炊飯する方法と炊き込みご飯の種類を紹介いたしました。
簡単に作ることができる缶詰を使ったものを中心なので、気軽に作っていただければと思います。
メスティンは、色々な使い方があり、アレンジもできる商品なので、キャンプやアウトドアが好きな方はぜひ、いろいろな料理を楽しんでくださいね。
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